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8778 2007/05/12 00:57:56 KOJI KATO 「青」の魅力

今週の「誰ピカ」で、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」、その絵の秘密について伝えていました。

「冨嶽三十六景」の中の一点、湧きあがるような青い波を描いた「神奈川沖浪裏」。
その絵に使われた、印象的な「青」の存在。
それは、江戸で使われるようになった新しい絵の具でした。

「ベロ藍」。
ベルリンで最初に作られたことから「ベルリン藍」と呼ばれていた物が、転訛して「ベロ藍」となったのだとか。

「ベロ藍」という名前は初めて聞いたので調べてみると、「ベロ藍」は、「プルシアン・ブルー」と同じ物だったのですね!
「プルシアン・ブルー」は、1704年にベルリンで発見され、18世紀後半に日本へも入るようになったようです。

1805年に没した若杉五十八という長崎派の洋画家が描いた絵画に、この「プルシアン・ブルー(ベロ藍)」が使われていたことが確認されており、その後、普及して安く手に入るようになったそうなので、そのおかげであの鮮やかな「沸き立つ青い波」が誕生したのでしょう。

・・・ところで、この絵を見ていて、つい「グロース・ヴァーグ!」
と、言いたくなってしまったワタクシは変でしょうか?


フランスの印象派の画家達にも影響を与えたと言われる日本の浮世絵。その代表的画家とも言える北斎の絵を魅力的に彩った「ベロ藍」。

でも、「ベロ藍」より、「ブルー・アイ」の方がもっと鮮やか!
(結局、これが言いたかっただけかも・・・)



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